サラリーマン、あるいは従業員であれば組織のために行動することを求められます。
それはたとえば組織の体面であったりすることもありますが、多くは組織の利益であり売上を最優先した行動でしょう。
独立開業すれば、その利益・売上最優先の呪縛から逃れることができます。
もちろん開業時には売上を上げるために死に物狂いで努力すべきです。
しかし利益を上げるためのルーチンが確立して、顧客からの信用がついて売上も見込めるようになったとき、つまり事業が安定期に入った後は、極端な話
「自分ひとり(あるいは自分と家族と従業員)が生きていければいい」
という考えになれば、あとはどれだけの売上や利益を目指すかはすべて自分の胸の内です。
現在雇用されている立場の人には、その
「売上を目指さなくていい」
という生き方は想像できないかも知れません。
しかし、やり方を変えれば、あるいはもう少し努力すれば一気に売上や利益がアップするのにも関わらず、そして当人もそれがわかっているにも関わらず、その行動を取らない事業主は実は山ほどいます。
要するに
「やりたくないことをやってまで売上を上げなくていい」
ということです。
ある調査によれば、年収と幸福度が比例するのはおよそ400万円までで、それ以上は年収がいくらアップしても幸福感と比例しないという結果が出ています。
脱サラして独立開業する意味は利潤の追求だけでなくここにもあります。