こんにちは、茨城で創業融資、事業用資金融資をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。
先日より事務所では学生の起業希望者の電話やメールでの相談を無料とする方針でやっています。
今まで幾人かの起業希望の学生の方と接しましたが、その内容は
「卒業したらすぐに、できれば学生のうちに起業したい」
という方や
「卒業したあと、必要な資金を貯めてから。おそらく20年後くらい」
という方までさまざまでした。
後者の場合、20年後の世界などどうなっているかわかりません。
「必要な資金を融資で得てもっと早い段階で起業するべき」
というお話をさせていただきました。
突然ですが、幸福な人生というのは、ひとそれぞれでしょうが、結局「起業しないではいられない」という性格の人間が一生サラリーマンをやっているのは間違いなく不幸でしょう。
そのために学生のうちから
「情報を集める」
「事業計画を練っておく」
などの準備をしておくというのは、非常にいいことだと思います。
あたりまえですが、学生の起業者と社会を経験した起業者の一番の違いは「社会を経験しているかどうか」です。
学生が起業について語るとどうしても具体性に欠けたり、実現するための重要な要素を見落としていたりします。
しかし、それはあたりまえのことです。
それを少しでも補うために学生のうちにバイトは経験しておくべきです。
それもできれば複数の業種、複数の企業の下で。
これは創業融資を受ける際にも有利になります。
もしも社会経験なしに学生のうちに起業する、あるいはどこにも就職せずに卒業後にすぐ起業することを考えている場合には、そのリスクを少しでも減らすために、自分の事業について計画書を作成し、それを誰か第三者(できれば起業支援をしている専門家)に読んでもらうことを強くお勧めします。