経営者、起業者のこだわりからくる情熱

こんにちは、現在ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金のご相談受け付け中の行政書士兵藤貴夫です。

日ごろ起業者や事業主の方から融資や資金調達、さらに事業全般の相談などをうけていると、

「経営者のこだわりが強すぎて先に進めない」

と感じることが多々あります。

つまり業界の常識的な手法、経営者として常識的な手法が有効であるとわかっていても、その手法を選択することができなかったりするわけです。

つまり思考に柔軟性がなくて、合理的な判断ができないわけです。

自分も見ていてじりじりすることがありますし、社員も同様に感じていることもきっとあるでしょう。

そういう意味で、過去の自分の判断にこだわらず、柔軟に変わり身ができる経営者というのは強いと思いますが、なかなか難しいようです。

しかし、反面この合理的でない経営者のこだわりがあるからこそ、それが原動力となって事業を推進してこられたということもあるわけで一概に否定するものでもないでしょう。

誰だって譲れないこだわりのひとつやふたつはあるはずです。

起業は特にそうですが、事業を進めていくのには多くのエネルギーが必要です。

そこに不合理な損得抜きのこだわり、いわば狂気に近い情熱があるからこそ、そのエネルギーが得られるのだと思うことが、事業主の方を見ていて感じることがあります。

そのこだわりからくる情熱がエネルギーになっているうちはいいのですが、最初に書いたようにブレーキになることもあるわけで、難しい問題だと思います。