誰のための「先生」なのか?

こんにちは、茨城で創業融資、事業用資金融資をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。

先週のある日、建設業許可の申請と打合せのため、朝から走り回っていました。

後者は無事に受任できたのですが、お客様に

「数人の行政書士に問い合わせをしたが、そちらが一番対応が良かった」

と言っていただけました。

自分としては当たり前のことをして、当たり前のことを言っているだけのつもりなので恐縮だったのですが、お客様は続けて自分の顧問税理士の対応についてぼやかれていました。

以前に税務調査があったとき、税務官とお客様の目の前で、その税理士と部下の担当が言い争いを始めたと言うことでした。

そしてそのお客様の目からは、税理士の先生よりもその担当の方が客であるこちらの立場に立っているように思えたと言うことです。

「その先生は教条主義というか、自分が正当と思う意見を言うばかりで『あなたは税務署の味方か?』と言いたくなった」

と言うこと。

士業に限らず、全ての事業では自分を頼ってくれているお客様の立場に立たなければならないのは当然のことでしょう。

しかし、自戒の意味を込めて書きますが、多くの経営者にお会いして話を聞いていると、多くの士業者が自分の都合を優先しているケースが多いと感じています。

(もちろんこれはお客様の無理難題を通すために、事実や法律や信念を曲げろと言っているわけではありませんし、自分を犠牲にしろと言っているわけでもありません。念のため。)