創業者の悩み

こんにちは、茨城で創業融資、事業用資金融資をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。

この数日でまた複数の創業希望者の方にお会いする機会があったのですが、以前から漠然と考えていたことをまた意識させられたので書きます。

起業するについて必要な要素というのは、いろいろな言い方ができると思いますが、一つには以下のようなことでしょうか。

  • 自分が提供できるサービス
  • 自分が提供したいサービス
  • 顧客が求めるサービス

そしてこの三つの要素すべてが合致していない起業はどこかで無理がくると考えています。

「何をあたりまえなことを」

と思う人もいると思いますが、これらのうち一つか二つがそろっただけで起業を考えてしまう方が多いのです。

自分がお会いした創業希望者のうち、全てそろっているケースでは起業についての悩みや迷いがほとんどありません。

しかし例えば

「自分が提供できるサービス」
「自分が提供したいサービス」

しか意識していない起業者に

「顧客の求めるサービス」

の話をするとそこで話が詰まります。

簡単に言うと

「それ、売れますか?」

です。

逆に社会貢献ばかりを意識している起業者の場合には

「それをどうやって実現しますか?」
「それは事業として成立しますか?」

と聞くとやはり話が詰まります。

この三つの要素を合致させることは基本でもあり、実はすごくハードルが高いことではないのかと考えています。

起業者の悩みの多くが、この三つの要素が揃っていないことから来ているというのが、ご相談を受けていての実感です。