起業に際して創業融資を受けようと考えているのなら、以下のような準備が必要です。

クレジットカードの滞納をしない

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かつてクレジットカードの支払を滞納し、信用情報に問題が生じて融資が受けられない方が多くいらっしゃいます。

いわゆる「ブラック」です。

自分の事務所でもかつてクレジットカードを踏み倒して「公庫や保証協会に融資を断られたがなんとかならないか」というお問い合わせをいただきます。

クレジットカードが作成できない方は要注意です。

公共料金等の支払をきちんとする

日本公庫では創業融資希望者の通帳をおよそ半年分から1年分チェックします。

その際にチェックするのは以下のような項目です。

  1. 電気料金の滞納がないか
  2. 水道料金の滞納がないか
  3. 電話料金の滞納がないか
  4. 借家の場合、家賃の滞納がないか

コンビニ払いなどで、これらの支払が通帳から確認できない場合、その支払った際の領収書を取っておきましょう。

自己資金を準備する

創業融資を受ける条件としてかつては融資希望金額の3分の1が必要でしたが、現在では条件次第で自己資金なしでも申請できることになっています。

ただし、これはあくまで申請できるだけで、自己資金の有無は相変わらず審査の上で重要な要素です。

理想としてはやはり希望額の3分の1でしょうか。

この自己資金を貯める方法ですが、理想的には自己資金を貯める専用の口座を作って、こつこつと毎月その口座に入金していって貯める方法です。

最悪なのは給与をもらったそばから全額引き落として、手元に現金で貯めていく方法です。

その資金を得た経緯がわからない場合、公庫ではまず「見せ金ではないか」と疑います。

見せ金とはつまり、友人などから一時的に借りて、自己資金に見せかけて公庫から融資を引き出し、その後返却する金のことです。

実際に自分の事務所へのお問い合わせでも、この方法で融資を得たいというお話はよくあります。

なぜ自己資金が重要か

なぜ自己資金が重要かと言うと、以下のような理由からです。

  • 思いつき起業の排除
    思いつきで創業する人は自己資金がない傾向にあります。
  • 資金繰りに余裕を持たせるため
    売上を達成するまでのつなぎ資金は重要です。資金がなくなれば即廃業です。
  • 起業者の資質のものさし
    資金を貯めた経緯から、その起業者の経営者としての計画性、事業意欲ははかれます。
  • 借入負担を軽減する
    大きすぎる借入金は当然返済負担も精神的負担も大きくなります。