会社の意味

会社・法人とは何か
geralt / Pixabay
会社」とはなんでしょうか。

会社とは「法人」の一形態です。これは「個人」に対する用語で、文字通り「法律が作った人」であるので法人です。

会社の他に「NPO法人」「社団法人」「財団法人」などがあります。

人間というのは生まれたときから人としての権利を持っていますが、法人とは人の集まり(一人しかいない会社もありますが)であるにも関わらず、その組織に人と同じような権利を認め、義務を課そうとする制度です。

そのため、法人として資産を保有することができる、契約の当事者となることができる、個人と同じように収益活動ができるし、それに伴って法人名で税金も払います。法人名義で融資も受けられるし、貸し付けもできます。

このように「人ではない組織」なのに人と同じような行為を可能にするのが法人の本質です。

会社の種類

会社の種類には以下のようなものがあります。

  • 株式会社
  • 合同会社
  • 合資会社
  • 合名会社
  • 有限会社

このうち有限会社は現在では新規に設立することができません。

なので、現在会社設立を考える場合には4種類の中から選ぶことになります。

株式会社と合同会社の比較

実際に事業の法人化を考えた場合、この二つがまず選択肢になるはずです。

以下、双方を比較してそれぞれのメリットとデメリットを記載します。

株式会社 合同会社
1.設立費用 およそ26万円~ およそ10万円~
2.出資者責任 有限責任 有限責任
3.配当 出資割合による 任意に決定
4.機関設計 会社法による 自由に設計
5.決算報告 必要 不要
6.信用度

出資者責任

2.の「出資者責任」ですが、有限責任であると言うことは、法人を設立する際の出資者はその出資した範囲内で責任を負うと言うことです。

平たく言えば「出資した金が全てパーになる」ことがあるということです。

逆に言えばそれだけの責任であり、会社の債権者が出資者に詰め寄って返済を迫るようなことはありません。

ただし起業者が会社を設立する場合、その経営者に就任することが普通でしょう。

その場合、通常金融機関から融資を受ける場合には代表者が連帯保証人になるケースがほとんどです。

なので出資者兼経営者にとっては実務的にあまり意味がないと言えます。

配当

3.の「配当」ですが、通常株式会社の場合、利益の配当はその出資比率に応じて行います。

実際には比率に応じない株式も発行できるのですが、それは今回考えないようにします。

しかし、合同会社の場合、資本の大半を出資した出資者よりも、会社にとって重要なキーマンとなる社員に多くの配当を出すことができます。

これは親子で会社を作って経営するような場合にも柔軟な配当が可能になると言うことでもあります。

機関設計

4.株式会社の場合、会社の機関は「株主総会」「取締役」「取締役会」「監査役」「監査役会」などが代表でありその組み合わせも会社法で決まっています。

しかし合同会社の場合には、これらの機関設計が柔軟にできます。

個人経営の延長としての合同会社である場合にはあまり凝っていじる必要もないでしょうが、ただ毎年の株主総会を開く必要がないのはメリットです。

実際に行っているかどうかはともかく、株式会社の場合は総会を開催した体裁をとらなければなりません。

対外的な信用度

6.の「信用度」ですが、合同会社の場合にはどうしても「身内の集まり」というイメージが伴います。

これは融資を受ける際に影響を受ける可能性があります。

もう一つのデメリットとして影響が大きいと思えるのは、株式会社の代表は「代表取締役」ですが、合同会社の場合は「代表社員」になります。

初対面の相手に名刺を渡したときに、あまり「経営者」というイメージを持たれないこともあるでしょう。