クレジットカードの滞納でブラック情報に載る

こんにちは、茨城で創業融資、事業用資金融資をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。

今まで何回も、創業融資のコンサルティングで

「昔クレジットカードを踏み倒して・・・」

という相談をお受けしているのですが、今回本格的にその「信用情報」について調べる機会があったので、このブログでシェアしたいと思います。

ちなみに、自分の創業融資サイトでも当ブログでも、ブラック情報関連の検索でいらっしゃる方は多いです。

「融資支援業務で繰り返されるブラックなお問い合わせ」

よく

ブラックリストに載ってしまったので、カードが作れない

などという言い方をしますが、現実に「黒い表紙のリスト」があるわけではありません。

あなたが

「クレジットカードを作る」
「ローンを組む」

などのためにクレジット会社等に申し込んだ場合、その申請書に記載されたあなたの住所や電話番号などを、クレジット会社は

「信用情報機関」

に登録します。

なぜ当たり前のように、そんなことが為されるかというと、別にクレジット会社等が勝手にやっているわけではなくて、申請書をよく読むと「個人信用情報機関の利用および登録」に関する文章があり、申請と同時に自動的に同意したことになるからです。

つまりクレジットやローンを申し込んで受理されると、あなたの名前、住所、電話番号などの情報は信用情報機関に登録されます。

そして、その後あなたのクレジットやローンの支払い状況が記録されます。

支払が遅延した場合には、遅延したという記録がなされます。

支払が滞った場合には、支払が為されていないという記録がなされます。

ここまでは、信用情報の登録に関する話ですが、この登録された情報はあなたのその信用情報が必要な機関に公開されます。

それは、あなたがカードを申し込んだクレジット会社であり、あなたが申し込んだローンを扱う金融機関であり、あなたが事業資金のために申し込んだ融資を担当する金融機関であったりします。

なぜそんなことが許されるかというと、先に書いた「個人信用情報機関の利用および登録」に「調べるので了解するように」という一文があるからです。

起業者に一番関係のある「日本政策金融公庫」もこの個人信用情報を調べます。

そして今までのあなたのクレジットやローンの支払い状況を確認して、その評価をします。

そこで、過去にクレカを踏み倒して、そのままになっているなどという情報があると、それらクレジットカードの作成や、ローンの申込や、融資の申込が否決されることになります。

最近気をつけなければならないのは、スマートフォンを毎月の通信費支払と併せて分割払いで購入した場合でしょうか。

これの支払が為されないと、本人は「通信費」を滞納している意識しかないかも知れませんが、実際にはローンの支払いが滞納されたことになり、信用情報に傷がつく可能性があります。

本当は、自分の信用情報の調べ方とその回復の仕方まで書きたかったのですが、長くなったので次の機会にします。