創業融資は事業にとって適度なストレス
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こんにちは、現在ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金のご相談受け付け中の行政書士兵藤貴夫です。

創業時に融資を受ける意味はいろいろありますが、ひとつは

「借りた資金を返却しなければならない」

という当たり前のプレッシャーを自分に与えることができることじゃないかと感じています。

あなたが事業主として独立した瞬間から、当然ですが、結果についてのすべての責任はあなたに掛かってきます。

勤め人時代のように、上司や経営者から

「あれをやれ」
「これをやれ」

と言われることは当然ですがなくなります。

起業者の方にお会いしたときに

「勤め人時代、人に指図されて動くのがストレスだったけど、今から思えばそれが一番楽だった」

という話になったりしますが、その楽な選択肢がなくなった以上、すべての行動、すべての決定はあなた自身が下さなければならなくなります。

何をしても自由ですし、何をしなくても自由です。

そんなとき、ひとりで創業した場合は特に

「どうやって自分のモチベーションを上げていくか」
「どうやって行動力を得るか」

が重要になったりします。

そのためには常に自分を叱咤激励したり、自分で自分にストレスを掛ける必要があります。

(自分がやりたいことと事業が完全に一致していて、毎日楽しくて仕方がないという起業者は別として)

創業融資をもらうと言うことは、自分で自分に掛けるストレスのひとつになります。

取引先やお客様は別として、自己資金だけで起業した場合少なくとも失敗しても出資してくれた日本公庫や銀行や保証協会、あるいは親兄弟、友人知人に迷惑をかけることはなくなります。

そしてこれが経営者としてのぎりぎりの選択のとき、背伸びして手を伸ばすべきとき、ついついその選択を見送ってしまうことになるように思えます。

ひたすら自由を求めて独立開業される方も多いので、少しでもしがらみを少なくしたいという気持ちもわかるのですが。

「健康に生きるために、人間には適度なストレスが必要」

という説があります。

これは個人についてだけでなく、事業についても同じではないかと感じています。